野生生物の食性解析

野生生物の食性解析

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野生生物の食性調査は糞や胃内容物から、形態観察によって餌生物を推定していました。これには、高度な専門知識と経験が必要であり、また餌が消化されてしまうと形態観察が不可能になるという問題点がありました。

近年注目されているのは、糞や胃内容物から「餌生物由来のDNA」を解析することで、餌生物を推定する方法です。

しかしながら、糞便に含まれているDNAは圧倒的にホスト由来のDNAが多いです。餌生物由来のDNAは、ホスト由来のDNAと比較すると存在量が少なく、また消化によって断片化されているため、DNAを増幅するのが困難です。そのため何も処理しないと、配列データの約70%以上はホスト由来の配列になります。

生物技研では、ホスト由来のDNAの増幅を抑制するブロッキ ングプライマーを生物種ごとにご用意します。これを用いると餌生物由来のデータの割合が飛躍的に向上し、より信頼性の高いデータが得られます。

 

野生生物の食性解析

価格 解析 40,000円/サンプル(税別)
ブロッキングプライマーの設計・合成 20,000円/種(税別)
納期 20営業日
2017年1月よりサンプル情報提供用紙のご記入をお願いしております。
必ずこちらの「サンプル情報提供用紙」にご記入いただき、解析サンプル発送時に同封願います。

 

野生生物の食性解析の流れ

 (お客様)サンプルの送付・情報
弊社から専用チューブを送付致します。糞便や胃内容物(注1)を入れて頂き、冷凍便で送付下さい。また、ブロッキングプライマーの設計を行うため、ホスト生物の学名をご連絡下さい。
ブロッキングプライマーの設計(注2)
ホストの生物用のブロッキングプライマーを設計致します。
DNA抽出
凍結乾燥後、ビーズショッカーを用いて凍結破砕を行います。その後、DNAを抽出します。
ライブラリー作製
12S rRNA(MiFish)やCOI領域などをターゲットとして、シーケンスライブラリーを作製します。作製されたライブラリーの濃度と品質を確認致します。
シーケンス解析
Illumina MiSeqを使用してシーケンシング解析を行います。試薬はMiSeq Reagent Kit V3 (600cycles)を使用し、2x300bpのpaired-endリードを取得します。
データ解析
usearchソフトウェアを用いて、得られたリードをoperational taxonomic unit (OTU)にまとめます。OTUとリードカウントをまとめた表をご提供致します。また、データベースの配列と98%以上の配列相同性があるOTUは、BLAST結果を併記します。
(注1) サンプルの形状等により弊社で追加の作業が必要と判断した場合は別途料金をいただきます。また、サンプルの内容(例えば感染性の有無)によりお断りする場合がございます。
(注2) 【ホスト(対象の野生生物) 由来のデータについて】
糞便や胃内容物に含まれているDNAは圧倒的にホスト由来のDNAが多いです。餌生物由来のDNAは、ホスト由来のDNAと比較すると存在量が少なく、また消化によって断片化されているため、DNAを増幅するのが困難です。そのため何も処理しないと、配列データの約70%以上はホスト由来の配列になります。生物技研では、ホスト由来のDNAの増幅を抑制するブロッキングプライマーを生物種ごとにご用意します。これを用いると餌生物由来のデータの割合が飛躍的に向上し、より信頼性の高いデータが得られます。

 

野生生物の食性解析の具体例

スーパーで購入した魚類の内臓を用いて、食性解析を行いました。
以下に、検出された生物由来のリード数を棒グラフで示します。

foodhabit

次世代シーケンス解析

サンガー法によるDNA解析

次世代シーケンスデータのDDBJへの登録について 遺伝子解析サービスについて

なんでもかんでもアンプリコンシーケンス

  1. 味噌
  2. う●ちぶっ壊し実験
  3. キムチ

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