畑の土壌微生物解析

今日はとても暑かったですね。

生物技研農場ではトマトの定植をしました。

合計178株で、内訳は

ティカ80株/シュガーランプ48株/フルティカ15株/カナリーベル15株/ルネッサンス12株/トスカーナバイオレット8株

です。ルネッサンス以外は小玉~中玉です。

去年まではあえて牡蠣殻石灰のみを施肥だったのですが、今年は珈琲搾りかす堆肥もかなり入れました。

目的は堆肥が土壌病害に効果があるかどうかをみることです。

生物技研では土壌微生物を次世代シーケンサーで網羅的に解析することで、生産者にとって有益な情報をを得ることができるのではないかと考え、現在研究開発中です。すでに団体からのご協力で有機農業をしている生産者から土壌サンプルを提供していただき、土壌病害菌の解析も行い、なんとなくいけそうかなって感触を得ています。

自社農場の土壌も解析しており、去年トマトで病害が発生した一部の土壌に関しては土壌病害菌が検出されていました。

有機農業では土壌消毒が使えないので、病害が発生した場合は堆肥の施肥が主な対策のようです。ただ現状では経験則に基づく対策であり、生物技研では科学的データに基づく対策ができるようになることを目指しています。

先は長いと思いますが、フィールドワークは生産現場の方々と協力し、最先端のゲノム科学を利用することで新しい形の農業に貢献できればと思っております。

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