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コストダウン

夏休みの自由研究の報告です。

バイオ業界で一般的に「チビタン」と呼ばれている小型の遠心機を改造しました。自分が学生時代と比較すると価格も安くなり、いろんなメーカーが販売しています。最低限の機能のものはどこのメーカーも実売価格25,000円くらいです。カタログスペックもほとんど同じです。しかしながら、実際に使ってみると違いました。簡単に言うとモーターの滑らかさに決定的な違いがありました。モーターの極数の違いが原因なのですが、極数が少ないと停止時に磁石のところで止まってしまい、その結果揺り戻しが起こります。この現象があるとPCR用8連チューブをスピンダウンする際に揺り戻しでせっかく遠心したのに中の液体が再度壁面上部やキャップの内側に付着してしまう可能性があります。弊社で使っているものはこの揺り戻しが起こっていました。そこで分解してモーターを極数の多いものに交換したところ、揺り戻しは起こらなくなりました。

どのような製品もカタログスペックに影響しないところはコストダウンの対象になると思います。チビタンの場合、滑らかさや揺り戻しが発生しないということはカタログスペックには記載されないと思います。でも実際の使用においては非常に重要な部分です。モーターの極数は製造原価に大きく影響する部分だと思います。使う側のことを考えて多少原価が高くても滑らかなモーターを使うのか、コストダウン重視で安いモーターを使うかでメーカーのスタンスがわかります。

今後の参考情報

1.アズワン社のマイクロシックスという製品は滑らかなモーターを使っています。今後弊社でチビタンを購入する場合はマイクロシックスです。

2.改造に使ったモーターはMellor Electric社製のRS555という製品でRSオンラインというwebサイトで購入可能です。※回転数が3500rpmです。

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