先週は姫路で開催された細菌学会に参加しました。PacBioさんと共催のランチョンセミナーも満席でした。参加していただいた方ありがとうございます。
一番面白かったのはドリル戦車の話でした。要旨を見ていたら「ドリル戦車」なるワークショップを発見し、さらに主催者が知り合いの産総研の菊池義智さんでした。聞きに行きたかったのですが、展示ブースの店番で行けませんでした。しかし、ポスター&企業展示エリアで菊池さんを発見し、後で菊池さんから直接ドリル戦車について説明してもらいました。学術的な詳しい内容については菊池さんが代表を務めている「学術変革領域:微生物が動く意味」を見てください。
ドリル戦車は鞭毛が杆菌本体にらせん状に巻き付き、まるでドリルのように回転しながら粘性の高い環境(菊池さんはハチミツくらいと言ってました)を動き回ることだそうです。生物は人間が思いつかないような動きをしますね。そのうちポケモンとかで利用されること確実だと思います。自分としては基礎研究が社会に貢献するもう一つの重要な部分だと思っています。