気が付けば前回の更新から4か月経ってしまいました。4月から開始した農業事業は全然予定通りに進んでいません。これについてはまた別の機会にお話しします。今回は自分の私的な内容も含めて書きます。
新潟県胎内市鍬江という集落にある母型の実家を買い取ることになりました。そして、この地域の米作りに参加することになりました。
母方の実家は集落の名家(?)ってやつで、家は天保6年に建てられたものです。祖母は医者で午前中は旧黒川村の病院に勤務し、午後は屋敷内にある診療所で地域の人達を診てました。僻地で長年医療活動を行っていたので、平成15年に勲章をもらっています。子供にも恵まれ、自分の母親は10人兄弟で、小さい頃年末年始に帰省すると、おじさんおばさん従妹達がたくさん来ていてとても賑やかでした。、、、なのですが、一年くらい前から空き家になってしまいました。
一方で米作りの方です。米作りが盛んな地域なので、親族で米作りをしている人が数人いて、そのうちの一人から毎年お米を買っていました(なので、個人的にはここのところの米騒動とは無関係でした)。しかしながら、その人がお金に困って稲作を続けるのが難しくなってしまいました。
っということで、空き家となっている母屋を米作りの活動拠点とし、鍬江の米作りに協力することになりました。ここの棚田のお米は「きんのあき」というブランド化がされています。また、棚田自体もとても美しく、棚田NAVIで紹介されています。この棚田に続く集落の一番最後の家です。
鍬江集落も当然高齢化が進んでいます。現役で米作りをしている遠い親戚の方の中には、80歳を超える人もいます。何もしなければ10年後はどうなっているかわからないという感じです。国や自治体も何も策を講じていないわけではなく、旧黒川村地域では現在土地改良事業が進んでいて、鍬江も数年後に土地改良が入る予定です。一方で稲作もドローン利用や草刈の機械化、乾田直播(田植えしない)という新しい技術の導入も進みつつあります。このような状況から、単に今のやり方を継続するのではなく、将来の担い手が米作りを職業としてやっていけるようなシステムを5年くらいかけて構築することを目指すことにしました。再来週の連休は農業用ドローンの講習を受けてきます。
今年50歳になったのですが、神様(祖母ちゃん?)からの思し召しっていうことで、受け入れることにしました。