会社概要

会社情報

社名
株式会社 生物技研 (英語表記:Bioengineering Lab. Co., Ltd.)
住所
〒252-0154 神奈川県相模原市緑区長竹657
TEL 042-780-8333 /FAX 042-780-8334
URL
https://www.gikenbio.com/
設立
2015年12月4日
資本金
4,986万円
決算期
8月31日
役員
代表取締役 中野 江一郎
取締役事業開発部長 半田 佳宏
取締役 黒田 紀子
事業内容
DNA解析サービス
DNA解析技術のコンサルティング
遺伝子工学用試薬の販売
Webページの作成
昆虫の販売・生産
動物の販売・貸出し・繁殖
受託臨床検査事業
取引銀行
きらぼし銀行 厚木支店
三井住友銀行 町田支店
日本政策金融公庫
会社案内パンフレット
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アクセス


車:圏央道相模原IC下車(相模湖方面)5分。来客用駐車場ございます。

バス:JR・京王線「橋本駅」北口より神奈中バスをご利用ください。
・2番のりば「橋07系統:鳥居原ふれあいの館行き」で「上稲生」バス停下車、徒歩約1分。
・2番のりば「橋03系統:新小倉橋・関経由三ケ木行き」で「長尾」バス停下車、徒歩約5分。
時刻表は神奈川中央交通のページをご確認ください。

 

ごあいさつ

「生物」の「技術」を「研究」するということ

 

バイオミメティクス(生物模倣)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

簡単に説明すると「生物」が持っている特徴を「真似(模倣)」して、人間が利用することです。

最もわかりやすいのが、鳥のように空を飛べるようにと飛行機ができました。

もう少し具体例を挙げます。
・シールド工法を用いたトンネル掘削(1820年代に実用化)
→フナクイムシが木を掘り進む時に口から分泌液を出して周りの壁を固める特徴を真似しています。

・面ファスナー(1950年代に実用化)
→一般的にマジックテープやベルクロと呼ばれます。オナモミの実の表面構造の特徴を真似しています。

最近では、蚊の針の構造の真似をして痛くない注射が開発されてきました。また、ハスの葉の表面構造の真似をして汚れない塗料が生み出されました。我々バイオ業界で一つ例を挙げると、蜘蛛の糸を人工的に合成して非常に強い繊維(鋼鉄の340倍の強度があるそうです)を開発している企業があります。

このようにバイオミメティクスは、古くて新しいテーマです。近年、生物を観察するための各種カメラや顕微鏡などの機器や計測・分析技術などの進歩により生物の機能の研究が急速に進み、それと同時並行して、ナノテクノロジー等の技術も急速に進歩しています。つまり、生物の技術を知り、それを利用することが様々な分野で行われています。

生物技研でも生物の技術を活用して、社会に貢献できるような商品を作り出したいと思っています。

生物技研の強みはDNA(遺伝子)を調べて、それを利用することです。
DNAとは生物がもつ様々な特徴の元、言わば生命の設計図です。
我々は、主に次世代シーケンサーという最新の機器を用いて、その設計図を調べます。さらに、ゲノム編集という技術を用いて、その設計図を人工的に編集することで生物の特殊な特徴を社会で利用すること目指しています。
つまり、DNAという生物の設計図の情報を明らかにし、ゲノム編集技術を用いて社会に貢献できるような商品を開発することが生物技研の使命であると考えています。

しかしながら、弊社は創業したばかりです。

まずは「生物」の「技術」を「研究」している人達(バイオテクノロジーに関係する大学/研究機関および企業の研究開発部門の人達)を支援するという事業(研究支援サービス)からスタートします。

生物技研の当面の主力業務は、以下の2つです。
(1)DNA受託解析サービス
(2)ゲノム編集受託サービス

この二つのコアビジネスを3〜5年間かけて行い、しっかりとした会社の基礎を作ります。その次のステップとして会社の使命である、「DNA解析」と「ゲノム編集」という二つの技術を利用した商品の開発を行う予定です。研究支援サービス事業を進めていく中で、お客様や取引先と共同で商品開発ができるというのが一番良い形かと思っています。

あともう一つ。

生物技研は名前の通り「生物系」の会社です。

自分が就職活動している時代はいわゆる氷河期の時代でした。その中でも「生物系」っていうのは工学系等と比較すると一般的に見て就職に不利な専門でした。不利な専門→つまり社会の役にはあまりたたない専門であるという見方が一般的であったと思います。それは現在でもさほど変わっていないと思います。実際の大学や大学院の新卒者だけではなく、博士号を取得した多くの人が就職先(研究機関/企業問わず)を見つけられず苦戦を強いられているようです。

しかしながら、これまで説明してきた通り、技術の急速な発達により生物の技術を積極的に活用することに注目が集まっています。つまり、多くの生物系の専門家がその能力を存分に発揮できる時代が、そこまで来ていると思っています。生物技研は生物系の専門家が産業に貢献できるということを世の中に認知されるようなモデル企業にしていきたいと思っています。

代表取締役 中野江一郎