台風とお酒とミズアブ

お盆休みの豪雨はなんとか持ちこたえました。8月15日の夜中は2年前の台風19号で氾濫した近くを流れる串川の水位もかなり上がりました。19号での浸水被害を受けて敷地の周囲に塀を設置し、出入口は10分程度設置可能な簡易水門を作ったのですが、早速簡易水門の出番となりました。結果として串川は氾濫しなかったのでホッとしました。お盆明けにようやく相模原市が2年前の台風19号の時の氾濫時に発生した流木等の瓦礫の撤去が行われました。数日後に前回越水した付近を確認しに行ったところ、今回はあと30cmくらいで越水しそうなポイントがありました。

昨日は同じ相模原市の山梨県との境にある青根地区までサイクリングに行ってきました。普段からロードバイクのトレーニングで近くを通っているのですが、トレーニングモードで通過しているだけなので、今回は青根の地区内をのんびり通ってみることにしました。そしたら、成長した稲と背後の山がきれいな場所がありました。ぱっと見地続きのように見えますが、山は道志川の谷を挟んで反対側です。青根は山の斜面の地区で基本的に傾斜地です→台風19号の被害も弊社とは比較にならないほど甚大でした。この景色もグネグネ道を通っていると急に見えてきます。そういうこともあって、なんかきれいでホッとする場所でした。写真に写っているのぼりに「相模灘」って書いていったので、酒米作ってるのかと思い、家に帰ってから調べたところ、やはり酒米作ってました。

相模灘を作っている久保田酒造は弊社から車で5分くらいのところにあります。弊社の毎年のお歳暮は相模灘のどぶろくです。普段から美味しく飲んでいます。そして、酒粕をアメリカミズアブの給餌試験に使っています。酒粕は季節によっては1kg数百円程度で販売されているのを見かけることもありますが、その多くが産業廃棄物として処分されています。栄養価としては高いのですが、アルコールを含んでいるのでそのまま家畜の餌というわけにもいかないようで、大量に有効活用する手段がないのが現状のようです。

そして、酒米作りを主催している「青根酒米作りの会」の石井さんは、これまた会社近くのねごやファームの方です。アメリカミズアブの仕事をやり始めた2年くらい前に、一度ミズアブの幼虫を鳥の餌として使ってみてくれないかと飛び込みで行ったのですが、丁寧に対応していただきました→その場ですぐに鶏の少し与えてくれました。

地域を盛り上げていく活動に協力していきたいと思いました。