PacBio Sequel IIのサービス開始

お待たせしました。PacBio Sequel IIを使った解析サービスのご案内がようやくできました。サービスとしては今月1日より開始したのですが、webサイトとチラシの作成がいつものごとく間に合いませんでした。

導入してから2カ月ほどでいろんなサンプルを解析したのですが、性能いいです。また、ゲノム解析においてはRS IIの時よりも必要なサンプルDNAの量は少なくて済みます。これまでのテストの結果、抽出DNAの品質が良い場合、4ug程度あれば十分なデータ量が得られるライブラリーの量が確保できることがわかりました(バクテリアだと4ugなくてもゲノムのコンプリートできるかも?)。また、アセンブルの計算時間がショートリードやハイブリッドよりも大幅に短いです。1リードが長く、データが高品質なので、リード数およびデータ量が少なくて済みます。ゲノムサイズが大きければ大きいほどその効果が高いです(特に1Gb以上)。なので、アセンブルの料金は安くて納期も短いです。年度末繁忙期で解析のご依頼が集中した場合でも計算機を圧迫しないと考えています(弊社としてもとても助かります)。

コスト面ではまだまだ割高感がありますが、経験を積むことで、リーズナブルな価格の提供を目指します→なのでたくさんのご依頼をお待ちしております。

今月から提供を開始したサービスはゲノム解析とアンプリコンシーケンス解析(16S rRNAの全長など)です。今後はRNA-seq(Iso-Seq)等も対応していく予定です。

ゲノム解析

アンプリコンシーケンス解析

遺伝子解析サービスについて

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新しい試み