同じ種類(米味噌とか豆味噌とか)でも微生物(バクテリア)の菌相が異なるケースがありました。
味噌や醤油、お酒は麹菌(Aspergillus oryzae)というカビの仲間が原材料を利用して発酵を行い、様々な風味を作りだしています。
今回もカビの仲間のデータを取得しており、全ての味噌でAspergillus oryzaeが90%以上を占めていることを確認しています。
(面白くはないのでデータは出していません)
しかしながら、風味を作り出しているのは麹菌だけではなく、醸造環境中の微生物(バクテリア)も関わっているのではないかと考えられています。
同じ製造方法で作っても蔵によって味が違うということの理由の一つだと思います。
欧米ではワインやチーズで積極的に微生物を調べるという動きがあるようです。