昨年の環境DNA学会で発表した通り、弊社は株式会社プラントビオ様と共同で、底生動物ユニバーサルプライマーgBenthosのためのDNAデータベース整備を進めてきました。いよいよ実用化に向け動き出します。
採捕調査と環境DNA分析との比較結果
公開データベースとの解析精度比較
公開データベースとオリジナルデータベースを用いて、それぞれ環境DNA分析を行いました。
下図の通り、オリジナルデータベースを用いると、公開データベースにみられた90%付近のピークが小さくなり、データベースと100%一致したOTU配列が増加しました。
下表は系統推定結果の抜粋です。オリジナルデータベースを用いると、種同定できる配列が増加しました。
2020年9月以降、底生動物ユニバーサルプライマーgBenthosでの解析は、このオリジナルデータベースを用いて行います。特に追加料金はかかりません。