DNA抽出キットの評価を自社圃場のクロボク土壌と珈琲搾りかす堆肥で行いました。
評価したキットは方法の異なる3種類です。
・ISOIL(CTAB/クロロフォルム使用)
・Extrap Soil(ビーズ精製)
・FAST DNA SPIN(カラム精製)
ちなみにFAST DNA SPINは土壌抽出用キットの世界標準的ポジションらしいです。
菌相解析の結果はほとんど変わりませんでした。
データは載せておりませんが、収量もほぼ同じです。
クロボク土壌からのDNA抽出というと一昔前はキットによっては全然DNAがとれないものもあったようですが、今はどれも優秀ですね。
珈琲搾りかす堆肥については写真の白い部分をサンプリングしてみました。
教科書的には放線菌がたくさんいるという部分ですが、今回はバシラス綱に属する数種の好熱性細菌が優先していました。
堆肥のバラつきはサンプリングのバラつきだと思います。
堆肥については今後いろんな条件で調べていきます。